日の出ずる國へ愛をこめて
桜の花びら 川面に咲いて
春にあなたは色づくの
浴衣の襟から 鎖骨の情け
夏はあなたを艶めかす
愛を愛を知るあなた
愛のために涙する 美し日本
ああ 触れてみたいよその心
日はまた昇る日の出ずる國で
もみじに染まった 車窓にもたれ
秋をひとりでかみしめる
ぼた雪てのひら ふわりと乗せて
儚く溶けゆく恋写し
愛に愛に傷ついて
だけど愛に尽くすひと
愛しき日本
ああ 悲しみさえも抱きしめて
日はまた昇る日の出ずる國で
いにしえの 都遡る時代
あなたの想いが身に沁みる
忘れないで生きてきた
あなただけの人生を懐しき日本
ああ ふるさと捨てて一人旅
日はまた昇る日の出ずる國へ