古いカメラぶら下げて飛行機雲を追い越した
將老舊的相機掛在脖子上追逐著超越朵朵軌跡雲
狹い畦道を抜けて最後のシャッターを切る
穿過窄窄的田間小路按下了最後的快門
紅色的自助售賣機無人的車站流下了汗水的體育用具店
赤い自販機無人の駅汗をかいたスポドリ
溫暖濕潤的盛夏微風拂過了及肩的短髮
濕気った真夏の風がショートボブを揺らした
停止通行了的隧道冷冷清清的商店街
通行止めのトンネルも閑散としたアーケードも
盡是坡道的上學路明明一直都沒有改變的呢
坂だらけの通學路もずっと変わっちゃいないのに
追趕著時間的流逝只有我一人四季迴轉
雖然身高和胸部都還有一點點不太夠
時計の針に追われて私だけ季節を巡る
潮起潮落的波痕若是將這顆心奪去
身長も胸もまだちょっと小さいけれど
那樣我也便能將這份憂鬱捨棄了呢
寄せては返す波間に心が攫われれば
放學路上的雙肩書包音調不准的豎笛
この憂いもゴミに出せるのに
疾馳在水窪之上濺濕了裙子的邊緣
就那樣頭也不回地追逐著飄浮天際的積雨雲
下校途中のランドセル呆けた音の縦笛
那個背影過於耀眼不覺沉溺於透明的夏日之中
水溜りを駆け抜けスカートの裾を濡らした
真不想長大成人呢真想一直做一個一無所知的孩子呢
醜醜的假笑貼在僵硬的臉上低聲下氣
振り返ることもしないまま入道雲を追いかける
以一雙死魚眼等待17點的鐘聲不再迴響
その後ろ姿が眩しくてふっと透明な夏に溺れたんだ
啊快到時間了吧
夕陽灑入車窗映出夏的幽靈
大人になんてなりたくないな子供のままで何も知らずにいたいな
真想活得沒有後悔也沒有失敗啊
不細工な作り笑いが板に付いて弱った
將老舊的相機抱在懷裡追逐著超越朵朵軌跡雲
虛ろな眼で17時のチャイムが鳴り止むのを待った
「還想在此多留一會」
あぁもう時間かな
追趕著時間的流逝只有我一人四季迴轉
雖然身高和胸部都還有一點點不太夠
西日が差した車窓に映り込む夏の幽霊
潮起潮落的生活即便內心被其奪去
後悔も失敗もない生き方がしたい
這卷膠片也會銘記這個夏天
古いカメラを抱えて飛行機雲を追い越した
「まだ此処に居たい」
時計の針に追われて私だけ季節を巡る
身長も胸もまだちょっと小さいけれど
寄せては返す生活に心が攫われても
このフィルムは夏を憶えてる