ウサギフラッペ
「ウサギフラッペ」
頼りない影を
そっと月夜が照らす
投げかけた言葉瞳が揺れる
もう迷わないで
どうか強がらないで
伸ばしたその手は空を切った
飛び込んできて
私が守るから顔を上げて
指先から撃ち出した想いの弾幕
あなたはいつも噓つきで
ひとりで泣いてるアカハダの兎
君と笑って生きられないなら
そう神様なんていらない
言いだせなくて
しゅんとうな垂れた耳
ささいな願いは誰も知らない
怖がらないで
どうか諦めないで
音のない言葉はそっと消えた
飛び込んできて
私がいるからあなたが不幸じゃ
誰かを幸せにしても意味がないから
あなたはずっと寒そうに
ひとり震えてるアカハダの兎
君を暖めてあげられるなら
たとえ優しい噓でもいい
あなたはきっと疑うだろう
どれだけ強く抱きしめても
凍えたココロを溶かせないなら
せめてあなたの(側にいたい・・・)
あなたはいつも噓つきで
ひとりで泣いてるアカハダの兎
君と笑って生きられないなら
そう神様なんていらない