キミノオト
編曲:ヘブンズP
フラッシュバックしてる
ボクの存在価値が
息を吐く毎
色褪せて置いていかれる
泣き蟲なキミの
頬を伝う軌跡を
掬って戻りたい
一瞬でさえも
一つ一つこぼれ落ちてゆく
底が空いた砂時計みたい
知ってるより遠い世界だ
どこまで來たんだろう
カーテンが
滲んでいた
泣いてるのはボク
ほらキミノオトさえも
聴こえなくなって
今は眠りにつくだけだ
虛しくて苦しくてただ
そんな感情さえも
消えていく
白いイヤフォンから
過去が漏れて流れてく
口ずさむ音は
違和感だけ
黒い海へ沈んでった
泣いてるのは僕
もうキミノオトさえも
聴こえなくなって
今は忘れて行くだけだ
キミだけを
そうキミだけを
ありふれた息を吐いた
ボクの過去と僕に
引っ剝がされた
白い白い無機質な海で
僕はやっと浮上してきたよ
失禮だと感じていますが
どちら様でしょうか
紅涙が溢れてた
泣いてるのは何故
ほら知らないアナタ
頬を伝う軌跡を
掬っていいですか
暖かくて懐かしくてあぁ
何がボクを揺さぶるんだ