僕たちの決斷
「今年の暮れでスタジオが閉まる
も一度集まろうぜ?」
知らないメールを開けたとたんに
12年間が埋まる
「本気かな」つぶやくと
會議が止まった
あの日から錆びた弦
ろくに弾けない僕だけど
それぞれ歩く道を
僕らなりにあの時選んだはず
最後のアンコールは
あれからずっと胸でなり続けている
半端な気持ちで會えはしないと
互いに避けていたね
子供ができた噂も聞いたよ
それでもバンドしてる
「終われない」 涙聲
振りかえりもせず
手荷物はギターだけ
君は夜行バスに乗った
忘れてしまえるほど
淺い夢じゃなかった悔いはないよ
僕らのあの決斷誰もが経験する
夏の交差點
未熟な歌詞のままで
生きて行けるとみんな信じていた
となりで歌い出せよ
思い出のあのリフをかき鳴らすよ
それぞれ歩く道は
誰が正しいなんて決められない
僕らが描いた夢
時々確かめようあの時の為に
今でもいつでも