手の中の青空
急かす急かされ削られし身と
煙に巻かれた信じる心
大義はなくとも明日に向かって
地べたを這い流る川は何を思うのか
掬い上げた水の中に映り込む景色
手の中に広がった青空はやけに眩しくて
零さぬよう大事にしてた
そこにある體など意味はない見えるものじゃなく
見るものを変えていけばいい
それを忘れないで
見知らぬ道を歩いていても
勝手知ったる道歩いても
両足使って己で進んで
蹴躓い石臨んで睨んで恨みを吐いても
石は消えず息を切らす親指握った
手の中に広がる痛み、悔しさ、不甲斐なさを
持て餘して力に変えた
それこそが體なきものを體に変える術だ
在り來たりを信じる心
それを忘れないで
山々も石ころも水も木も咲き誇る花も
全部全部全部を知ってた
手の中に広がった青空はやけに眩しくて
零さぬよう大事にしてた
そこにある體など意味はない見えるものじゃなく
見るものを変えていけばいい
それを忘れないで