さよならエスケープ
見上げた青色のキャンバスに自分の足跡を並べよう
重ねたゴールの數だけ新しいスタートがあると信じて
一休みドアを開けて非常階段に出る
ここが唯一僕だけの場所時計が止まる場所
缶コーヒーを開けてため息深く一つ
このプルタブの向こう側にリセットを託して
屋上に昇ってみたらはるか彼方にツリーが見える
人はついに雲に屆く力を手にしたんだなぁ
見上げた青色のキャンバスに自分の足跡を並べよう
重ねたゴールの數だけ新しいスタートがあると信じて
「幸」という文字に上も下もないけれど
いつも一筆足りない僕は「辛」に変わってしまう
君が知る僕のことと僕が知る自分のこと以外に
誰も知らない自分のことを可能性と呼ぶらしいけど…
手のひらから伝わってくる溫もりに現在(いま)を感じる
その溫度が冷めないうちに飲み幹したら、さぁ!もう一息頑張ろう!
頭上を飛んでいく鳥の群れ
その向こうにある未來が
キラリと光った気がした
見上げた青色のキャンバスになりたい自分を描いてみよう
どこからでも見えるはずさこの空は遙か宇宙へ続く
思い立てば誰だってすぐまだもう一つ上を目指して行けるはず
時計はほらもう動いている