花吹雪
花吹雪
夢に包まれたほんのささいなあの時の
君の匂いは恥じらうしたたかな花
呪われたように何かに取り憑かれたように
夜な夜な名を呼んだ
くちびるでふさいでくれ
桜色の君の全て
ヒラヒラとただ舞散る踴る
花吹雪風の中君と歩いた道
花吹雪この心病い重い想い
話したい事山のようにあったけれど
もうどうでもいい今は君に觸りたい
抱きあっていたら希望も悩みも忘れる
だらしないくらい
何度も何度も下さい
雨あがりのアスファルトがキライになりそうな
エロティックな香り
花吹雪風の中君が笑った道
花吹雪この身體病い軽いめまい
「君と死にたい」それぐらい今は
力まかせな言葉の中で
埋もれて
花吹雪風の中君と別れた道
花吹雪ふり続く他に誰もいない
花吹雪幻覚を見てたような毎日
花吹雪花吹雪風の中を泳げ