アリス・ザ・エニグマティクドール
Alice, the Enigmatic Doll
<演目『仲良し村の八人の仲間たち』>
めくるめく
幕が開く
此度の舞台はさて何処か
いざ集え
<剧目『和睦村的八位伙伴』>
さあ集え
缭乱炫目,
里の片隅は劇場となる
揭开幕布,
这一次的舞台该选在何处?
幼い憧憬の眼の先に
来吧,聚拢吧,
命あるように舞い踊る役者(ひとがた)達
尽管聚拢吧,
让村中一隅成为剧场。
共に永遠を誓い合った
在年幼的充满憧憬的那双眼睛前,
八人の仲間たちは愉快に舞い踊る
如拥有生命一般起舞的各个演员(人偶),
共同对彼此许下永恒的誓言,
八位伙伴愉快地将舞姿展现。
あれらには 命などない
在它们之中,不存有生命,
知って尚 命観る演技(しぐさ)
即便知晓,仍是栩栩如生的演技,
本質(しょうたい)を隠しうる魔法
将本质(正体)隐藏的魔法,
劇場の主にその真偽 問い質す
其中真伪,他向剧场的主人问询。
做出“是秘密”的样子,
秘密めかして
她充满笑容的眼中暗藏玄机。
笑うその眼の奥に宿す光
那一定是,
绝对不曾被揭晓的,谜题(Enigma)。
それこそ
啊啊,
けして暴かれることなき 謎(エニグマ)
有如卑劣的骗子一般,
那幅涂满了欺瞒的身姿。
嗚呼
充斥着虚假的童话,
卑しくもペテン師のような
怎能就这么被它欺骗?
欺瞞に塗れたその姿よ
然而,
有如娴熟的欺诈师一般,
偽りだらけの御咖噺など
在她深不见底的笑容的另一侧,
けして騙されてなどやるものか
『就凭你是解不开的』,
透出的是不需要言语的挑衅。
でも
——谜团重重的她的身姿,我一定,
鮮やかな詐欺師のような
已在为之恐惧。
底の見えない笑みの向こう側
<剧目『少年与人偶森林的魔女』>
他孤独地
『お前如きが暴けるものか』と
在森林里走着。
言葉にされずとも挑まれる
为了从邪恶的魔女手中
将同伴救出,
――謎多きその姿を、きっと僕は
并且揭晓一切,
畏れていたんだ。
他悄悄地溜进魔女的府邸。
那里有着,无数,可怖的人偶。
去吧,
刎下首级,一个接一个,一直进行下去,
<演目『少年と人形の森の魔女』>
可是雨绝对不会停息。
刎下首级,一个接一个,一直进行下去,
彼は孤独に
可是雨更加不显颓势。
森の中 歩いていた
刎下首级,一个接一个,一直进行下去,
可是雨愈发不知止境。
悪しき魔女から
刎下首级,一个接一个,一直进行下去,
仲間を救おうとして
可是雨终究不曾断绝。
在双手无法承受之物中,
全てを暴け
蕴藏着将制裁昭示的光芒,
魔女の住処に忍び込む
于是终于在此揭露,
邪恶的魔女,
そこには 無数の おぞましき人形
你的正体究竟为何!
啊啊
さあ
有如蹩脚的小丑一般,
首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく
慌张狼狈的魔女的身姿,
それでも雨はけして止みはせず
她那欺骗孩子的罪行,
怎能就这么给予饶恕。
首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく
但是,
尚のこと雨はけして止みはせず
在一切都揭晓之际,
将会有什么在等待着呢。
首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく
若执于蛮勇,则不复担忧,
ますます雨はけして止みはせず
任由这竭尽全力的信念驱使。
啊啊,
首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく
我会和它们有着相同的素体(身体)吗?
いよいよ雨はけして止みはせず
此时此刻,浮现出最后的疑问。
作为存在,作为躯壳,
它们是梦与幻想的『自恋的具现』(agalmatophilia)。
手に負えぬものに
但是,
制裁を下さんと宿す光
问题的答案却不可知晓,
就连提问本身也已经无法实现。
それこそここに暴き晒した
在这扇门被打开之时,
悪しき魔女
返回一事就已经太迟。
お前の正体なんだろう!
——不再有秘密,我一定早已
对这幅模样渴求不止。
<剧目『和睦村的九位伙伴』>
嗚呼
缭乱炫目,
愚かしくも道化師のように
揭开幕布,
慌て狼狽える魔女の姿
这一次舞台该选在何处?
来吧,聚拢吧,
子供騙しと欺いたその罪
尽管聚拢吧,
けして許してなどやるものか
虽然大家彼此间并不般配。
在年幼的充满憧憬的那双眼睛前,
でも
如拥有生命一般起舞的各个演员(人偶),
その全て暴いた暁
再一次地在这村子里受到欢迎,
その先には何が待つのだろう
九位伙伴欢快地舞动不止。
奮う蛮勇 返す忘憂
一途な思いに突き動かされ
嗚呼
或いはあれらと同じ素体(からだ)か
最後の問いは 今こそここに
その存在は その依代は
夢(いま)と幻想の『自己愛の権化』(アガルマトフィリア)
でも
その答えは得られはしない
それは聞くことはもはや叶わない
この扉を開いたとき
引き返すにはもう遅すぎたんだ
――秘密なき、この姿にきっと僕は
焦がれていたんだ。
<演目『仲良し村の九人の仲間たち』>
めくるめく
幕が開く
此度の舞台はさて何処か
いざ集え
さあ集え
たとえ皆が皆揃わずとも
幼い憧憬の眼の先に
命あるように舞い踊る役者(ひとがた)達
新たにこの村に迎えられた
九人目の仲間が楽しげに踊っていた