帰る場所があること
帰る場所があること
那即是归去之处
窪みの泥に足を取られて いくら踠いても抜けだせぬ走馬
双脚被泥泞钳制 无论如何也挣脱不掉束缚的跑马
目の前が霞みゆくのを 見つめてる瞳の奥
眼前一片模糊 眸中如置深渊
ヒマワリの首から落ちた てんとう虫の斑点模様
从向日葵花盘上飞落而下的 瓢虫花纹斑点
柔らかい土の上に ぽとっと受け止められてよかった
在这温柔的土地上 能够渐渐会意 真的再好不过了
雨でも降っていたら 水たまりの中にバシャっと
要是落雨了 或许就会啪嗒一声
飛び込んでいたかもしれない そうだから今も動ける
飞入浅浅的水洼 因而得以继续动弹
ちっぽけだろう なんて儚いんだ 命は
多么的渺小微细 多么虚幻空洞 即是生命
つくづく思う そんな瞬間がいつもあるよ
细细思量 就像是接连存在的瞬间
どんなに大きな 生き物にだって ひとつ限りの
无论多么强大 生命总会有它的限度
止まない雨を持ってる 傘をさした 孤独な出来事
在不停歇的雨幕中 撑着伞
いま心が張り裂けそうだ 浮き上がり沈みゆく調和
寂寞得心脏快要开裂 在浮浮沉沉寻求安稳
目の前を踏み違えぬように 僕らしい身代わりを立てて 生きているんだ
为了避免误入歧途 只能通过替身勉强苟活着
歩き出そうと決めたつもりで 勇んだ初めの一歩
下决心要迈出 果敢无畏的第一步
閃いても開かぬドアノブ その前で立ち往生してる
不敢鼓起勇气开启那把门锁 便纠结着进退两难
考えがあるとすれば いづれ 向こうから迎えてくれる
考虑充分后 不管怎样 最终都要勇敢面对它
無言の真似事なんだ 別に 黙ってくれて構わない
随顺着听天由命吧 沉默寡言也没有关系
ぐっと堪える 胸の中に言葉を残して
坚强地隐忍着 只在心中悄悄留下只言片语
だんだん慣れた 声を出さないままの生き方
渐渐习惯了这种 默默不言的生活方式
奥歯を噛んでも 噛み合わせのわるい世界に
即使不懈地咬咬牙 这个世界也没有半点改变
例えば 触れても 認めるのは 触れさすことだけ
就好似 就算触碰 也只是“触碰”那样简单
言葉には差ができるようだ 僕らを計り比べないで
言语之间的差异我们甚至无法计量
心にかけた鍵を忘れて 抜け出せぬ足元は沈む
心灵的钥匙早已丢弃 挣脱不来的双脚逐渐下沉
生きている今が 僕らを強くするなら
仍还活着的我们 如果再能强大一点点的话
もっと居心地がよくて 美しいとか素晴らしさを教えてくれるだろう
你会告诉我 这样心境就变得更加愉快 舒适与美好都会降临
笑われないように変わりたい 取り替えてでも変わりたかった
为了不被嘲笑而改变自己吧 就算是换掉了人格也改变自己吧
ひとりひとりのひとつはこんなに 強い願望だけを残させる
每个人都是这样 只会留下最强烈的愿望
声が出ないよ 声にならないよ
哽咽着 哽咽着的我
いま心が夜にまみれて いくら踠いても抜け出せないなら
假使黑夜永存我心 假使牢笼无论如何也挣脱不了
目の前が霞ゆく前に もう一度 息を吐くのさ
在这世界变得模糊不清之前 再一次努力呼吸
吸って吐いてを覚えた記憶 そっと近くで聞かせた産声
将那些回忆反复琢磨 静静地聆听身边的呢喃细语
そんな希望に満ちた出来事 思いだして 息をしようか
努力忆起那些溢满了希望的事情吧 悉力追念吧 竭力呼吸吧
もう一度だけ 立ち上がれ走馬
成为那再一次 竭尽全力从泥淖中站起的跑马吧