FIGHT CLUB
’99年 ミレニアムを間近にしてナチュラルハイ
世界中が浮き足立ってた
そしてお前はファイトクラブでブラピが熱演してた
イカれた野郎に憧れてた
皮肉で染まった色眼鏡掛けて
そこから全てのものを見下し
仮想敵見つけ そいつと戦ってた
誰も相手になんかしたくないのに
たとえ敵でも 嫌いな奴でも
ひとりよりまだましだった
孤独が一番の敵だった
戻らないぜ 帰れないぜ あのバカらしい日々に
後ろ髪を引かれてみても
「解ってない奴らばっか」と 嘆いては
自分は特別だって言い聞かせた
駐車違反のジャガーのボンネットにジャンプして踊ってた
荒っぽいステップで
まるで路地裏のヒーローを気取って
惨めな気分を踏み潰してた
サイレンの音
走って逃げた夜
やがて酔いが回り 口にした全てを
吐き散らかし高笑い
若かったで 片付けたくないくらい
この胸の中で キラキラ輝いてる大事な宝物
真の敵見つけ そいつと戦わなきゃ
少しずつ怖いものは増えるけど
死を覚悟するほど まして殺されるほど
俺達はもう特別じゃない
共に今を生き抜こうかMy friend