ブルーフィルム
VY2-ブルーフィルム
詞:桜井青
曲:桜井青
みんな青春が死んで大人に
落ちていっちゃったあの日
あぁ僕はただ誰かの體溫と
同じになりたかったんです
空気が薄い映畫館が良くて
誰かに大好きだよって
言って欲しくて
どんな手でもギュッて握ってみたよ
全部疑手だったんですけどね
みんな青春が死んで大人に
落ちていっちゃったあの日
あぁ僕はただ誰かの體溫と
同じになりたかったんです
古いベッドと黃ばんだシーツで
名も知らない噓と抱き合いながら
今日だけは1人で落ちてみます
だって朝日は昇るから
カタカタと音を立てて
映寫機は回ります
色褪せた青い場面
スクリーンに映します
もつれ合う弱い聲は
ちっぽけな強さになり
凍てついた僕の時間
溫かい胸の中で壊すでしょう
幾つもの高い壁と
幾つもの深い傷に
言葉もなく打ちのめされて
それでも歩くのなら
カタカタと音をたてて
映寫機は回ります
色褪せた青い場面
スクリーンに映します
何気ない優しさは
ぼんやりと腰を下ろし
こわばった僕の心
張りつめた糸も切らし
誰の為じゃない自分の為に
みっともないくらい
泣くのもいいさ
誰かの體を散歩します
夜明けまで散歩します
もつれ合う弱い聲は
ちっぽけな強さになり
凍てついた僕の時間
溫かい胸の中で壊すでしょう
行き場もない僕に告げた
ブルーフィルム