幸せのカタチ
もしも二人愛の神秘で
愛の力で目覚めたならば
星もベッドも飛び越えて
何時だってそこでひとつになれるのに
もしも春が素敵な顔で
素敵な風で訪れたなら
意地もうわべも吹き飛ばし
世界は溢れている
君と僕は違う感じ方で
それを見ているんだ
ねえ君は幸せかい? 僕が必要かい?
肌觸りや息遣いのような不確かさで
埋めるように撫でるように
確かめ合う
もしも僕がもしかして君が
完璧を求め過ぎたならば
気にも留めない石ころで
つまずいたりして失望を味わって
モヤモヤした雲の切れ間に
僕らの日常が絡まって
幾つもの感情の束
紐解けずにまだ心にあるのさ
見ないふりしてスマートを
裝っても片方で必死になっている
君と僕は多分同じものを探しているんだ
ねえ僕ら幸せかい? 景色は本物かい?
口に出したら消えてしまいそうで
何だか怖いけど信じていたい
たった一度生まれたから
優しくも可愛くも
強くもなれない自分がいるよ
そんな時はきっとカタチにとらわれているんだ
ねえ君は幸せかい? 大事な人よ
肌觸りや息遣いのような溫かさで
目には見えないカタチすらない幸せ
ねえ僕ら目の前にあったら気付けるかな?
何の保証もなく無力だけれど
この生き方を信じていたい
出會ったから抱き合ったから
育んだから奇跡だから
たった一度生まれたから