可能世界のロンド
太陽が目覚めるせせらぎが聞こえる
太陽睜眼起床小溪潺潺流動
小鳥は歌いだす僕はまだ夢の中
小鳥放歌鳴唱我還沉在夢境之中
海原が広がる細波が聞こえる
大海四方擴展碎波滔滔推浪
海鳥は飛び立つ僕は途方に暮れる
海鳥飛揚翱翔我卻不知如何是好
青い空が覗く風の音が聞こえる
青空窺看大地風聲陣陣傳耳
窓は絵を切り取る僕はページを捲る
窗框為畫取景我翻過了下一頁書
喧騒に塗れるざわめきが聞こえる
喧囂環繞四周聽聞悄悄細語
空気が動き出す僕は居場所を探す
空氣流動而起我尋找著棲身之所
足跡は限りなく遠く幻想は遙か近く
足跡漫無止境地遠去幻想遙遙前來近身
ありふれた悲しみの文句現実に微か響く
滿溢而出的悲傷文句與現實微妙地迴響
アスタリスクは飾り嘆く空間は隔て多く
打上星號只為矯作嘆息空間的|隔閡仍多
在りし日の感傷の如く空想の海を進み行く
行於往昔諸日的感傷的空想的海前進一般
間違いを重ねる蔑み疎まれる
差錯屢屢再犯眾人輕藐而疏離
既視感を覚える錯覚は正される
既發覺既視感錯覺應要糾正去除
言の葉を束ねる朧げに伝わる
言語束束成句朦朧間隱約會意
意識は捩じ曲がる認識は抉られる
意識歪扭曲折認知招認思想錯誤
コインが投げられる現実が生まれる
投下一枚硬幣現實誕生於此
世界が動き出す暫し居場所を探す
世界躍動而起尋找暫時棲身之所
サイコロが転がる現実が生まれる
丟擲一顆骰子現實現身於此
世界が動き出す軈て答えを探す
世界躍動而起終要為答案而探尋
世界の狹間で僕は終わらない夢を見ている
身處世界狹間的我見著永不終結的幻夢
數えきれない不連続の波
無法數盡的不連續之波
躱しながらただ記憶を巡る
即便意圖躲避也不過輪迴於記憶
足跡は限りなく遠く幻想は遙か近く
足跡漫無止境地遠去幻想遙遙前來近身
ありふれた悲しみの文句現実に微か響く
滿溢而出的悲傷文句與現實微妙地迴響
アスタリスクは飾り嘆く空間は隔て多く
打上星號只為矯作嘆息空間的|隔閡仍多
在りし日の感傷の如く空想の海を進み行く
行於往昔諸日的感傷的空想的海前進一般
アスタリスクは道を示す偶然は身を潛める
打上星號只為標示道路偶然性潛藏此身軀
アスタリスクはただ答える命題は解決する
打上星號不過為了回答命題便能解決了結
アスタリスクは道を示す必然は身を潛める
打上星號只為標示道路必然性潛藏此身軀
アスタリスクはただ哀れむ存在は否定される
打上星號不過是憐憫著存在被否定的事實