輝夜
『その見目の麗しきこと。天より地に降りしものよ。
“隕落天際降臨地面之人啊。你那無雙的美貌。
月無き闇夜さえも。遍く輝らすよう——』
縱使月光消弭的暗夜皆因你的光芒熠熠生輝。”
沿著朦朧蕩漾的記憶
おぼろげにたゆたう記憶に
體味永恆的歲月
永遠の時を感じては
徘徊在那滄海桑田久遠篇章之間
遙か遠くむかしむかしの物語の中へ
曾經的我感受到了什麼?
曾經的我 正思考些什麼?
私は何を感じていた?
——一無所有 而後淪落此間穢土
私は何を思っていた?
沒錯
——何もない、穢土へと落されて
背井離鄉不名一文的異邦人
沒錯
そう
曾被賦予的印記此刻依舊
慘めで無価値な異邦人は
一切都早已厭煩
一切都不堪忍受
そう
即便如此依然是那麼難以忘懷
與えられたものを今もまだ
愈是於夢中苦苦追憶
何もかも飽きて
個中意味卻早已散失殆盡
回首曾經
何もかも過ぎて
與眾人一同渡過的自己的模樣
それでも忘れられないもの
心無旁騖月下獨舞
是呢“污穢之名” 舍我其誰
夢の中思い出すほど
眾星拱月養尊處優
その意味だけを喪っても
手摘星辰窮奢極欲
——毫無意義。正因如此一切皆為過眼雲煙
思い返すの
沒錯
皆の顔と共に過したその姿を
此名取自新竹輝映無邊暗夜
沒錯
月の下で踴ろう
唯有其中寄寓的心意儘管
そう『穢れた名』は誰のもの
一切都渺無踪跡
一切都棄擲邐迤
蝶よ花よと育てられて
即便如此依然是如此難以釋懷
手に入らぬものなどなく
仍舊於夢中苦苦追憶
——何もない。それゆえに何も大切でなく
哪怕個中意味早已散失殆盡
深知即便回想起
そう
終有一天也注定會再度忘記
この名よなよ竹よ夜を輝らせ
怡然自若月下莞爾
不妨以此踐行“污穢之名”
そう
——夜幕之下靜謐生輝。
そこに込められた思いだけが
“隕落天際降臨地面之人啊。你那無雙的美貌。
縱使月光消弭的暗夜皆因你的光芒熠熠生輝。”
何もかも消して
滿目皆為愁雲慘霧
何もかも棄てて
此間獨存心灰意冷
それでも手放せないもの
即便如此依然光芒萬丈之物
雖然於夢中苦苦追憶
夢の中思い出すまで
個中意味卻愈發令人珍惜
その意味だけを失くしても
與腦海中浮映
那緬懷的面孔一同於月下高歌
思い出しても
並非“赫映”(無垢之人)
きっといつかは忘れてしまう定めでも
而以“輝夜”(污穢之徒)之名
月の下で笑おう
そう『穢れた名』の意味をして
——夜にそっと輝くように。
『その見目の麗しきこと。天より地に降りしものよ。
月無き闇夜さえも。遍く輝らすよう——』
何もかも愁いて
何もかも寂びて
それでも滅びず輝くもの
夢の中思い出すのに
その意味だけを抱いている
思い出した
懐かしき顔と月の下で共に歌おう
『カグヤ』ではなく
そう『輝夜』を名乗るよう