誰のせいでもない雨が降っている
非誰之罪雨兀自下著
しかたのない雨が降っている
無法可想雨兀自下著
黒い枝の先ぽつりぽつり血のように
從黑色的樹梢滴滴答答如血般鮮紅的
りんごが自分の重さで落ちてゆく
蘋果因自身的重量而滾落
誰のせいでもない夜が濡れている
非誰之罪夜色潤溼了
眠らぬ子供が責められる
不睡的孩子要挨罵了
そっと通る黒い飛行機があることも
就連嬰孩也已經習慣了
すでに赤子が馴れている
靜靜穿越空中的黑色飛機
もう誰一人気にしてないよね
已經沒有任何一個人會在乎了吧
早く月日すべての悲しみを癒せ
只希望快快治癒歲月帶來的所有傷悲
月日すべての悲しみを癒せ
治癒歲月帶來的所有傷悲
滿腔憤怒握緊石塊的指尖
怒りもて石を握った指先は
也能笨拙地懷抱酣眠的嬰兒
眠れる赤子をあやし抱き
滿腔憤怒搓破罪惡的嘴唇
怒りもて罪を穿った唇は
也會在時光的枕褥上呼喊愛情
時の褥に愛を呼ぶ
然而因涷得發痛而呼救的那隻耳朵呢
されど寒さに痛み呼ぶ片耳は
然而我的背叛呢
されど私の裏切りは
非誰之罪雨兀自下著
誰のせいでもない雨が降っている
一天一天的生活兀自降臨
日々の暮らしが降っている
已經沒有任何一個人會在乎了吧
もう誰一人気にしてないよね
只希望快快治癒歲月帶來的所有傷悲
早く月日すべての悲しみを癒せ
治癒歲月帶來的所有傷悲
月日すべての悲しみを癒せ
'那艘船在出港之前即已沈沒'
下得過早的命令趕來滅火
船は港を出る前に沈んだと
我們的船在永恆的火海之中
早すぎる伝令が火を止めにくる
沉不下去繼續焚燒
私たちの船は永く火の海を
昨天瀧川和後藤沒有歸來吧
沈みきれずに燃えている
現在已經漂流得又遠又冷了吧
きのう滝川と後藤が帰らなかったってね
誰來救救我的他啊
今ごろ遠かろうね寒かろうね
裸足的女子在大雨中哭號
誰かあたしのあの人を救けてよと
已經沒有任何一個人會在乎了吧
跣(はだし)の女が雨に泣く
只希望快快治癒歲月帶來的所有傷悲
もう誰一人気にしてないよね
治癒歲月帶來的所有傷悲
早く月日すべての悲しみを癒せ
只希望快快治癒歲月帶來的所有傷悲
月日すべての悲しみを癒せ
治癒歲月帶來的所有傷悲
早く月日すべての悲しみを癒せ
月日すべての悲しみを癒せ