朧月
朧に霞む春の月この想い風と舞い散れ
朦朧春月下思念隨風飛散
宵の空に淡く融けて消え行く數多の追憶
許多追憶淡淡消融於夜空
夢微睡んで誘い込まれ行く
微睡間墜入幽夢
時の無い部屋ただ見つめるだけ
只是注視著無歲月流逝的屋子
哀しむ事に疲れ果てて尚
疲於傷事
屆かぬ聲を呟く唇
無法傳遞之聲卻依然溢出唇角
儚い熱を追い求めては今も亂れるこの世に
若太過執著追尋虛幻之影
逃れる術を探すばかりの孤獨な星
今日也不過是顆一味尋找遁離這混世之路的孤獨之星
永久に続く路なら何時迄も待つ理由も無く
若這條路永無盡頭此刻便再無等待的理由
憎まずとも朽ち果てられる筈と今を捨て生きる
平靜地捨棄朽爛如斯之今日從頭來過
夢醒めて行く光明が目を射す
夢終於醒來雙目沐浴於光芒中
花舞う様に涙はらはらと落ちた
淚如花舞悄然落下
散り行き踏まれ塵となっても
就算揚散為任人踐踏的塵埃
何時かまた咲き誇れば貴方の胸を彩る桜になれますか
若是再開是否就能成為絢爛於你心田的那片粉櫻?
染み渡る心の滴穢れは未だ取れぬままで
浸透於心間的點滴依舊骯髒
他の誰を愛する事もなく時だけが過ぎ去る
未再愛上其他任何人任歲月流逝如是
問いかけた言葉は虛空に消え
已詢探的話語消逝在虛空
朧に霞む春の月この想い風と舞い散れ
朦朧春月下思念隨風飛散
宵の空に淡く融けて消え行く數多の追憶
無數追憶淡淡消融於夜空
屆け夢現に託すこの願いの花を
請帶去吧帶去那寄於迷夢與現世中的祈願之花
宵の空に浮かび寂しげに輝いた朧月
懸掛在夜空中寂寞地輝耀的這輪朦朧之月啊