見上げた空は幼い頃と変わらずに
抬頭眺望的天空一如年少時不變地
僕らを今も見ているよ
至今也俯視著我們
夏の夕が滲んだ夢は淡く
滲入夏季夕色的夢漸淺淡
儚さを彩る心は群青
為無常添色的心則顯群青
眠れる月は藍に抱かれながら
沉睡的月被藍所懷抱的同時
遠い明日の空に何を見るの
於遙遠明日的天空中所見為何
黃昏にそっと茜が海に溶ける
黃昏下茜紅悄悄融入海裡
俯くまま君は夏に身を委ねる
垂首的你委身夏日之中
幼い鳥が夕空の隅で鳴いた
幼鳥在夕空的角落細鳴
哀しくそれは美しく
是那麼悲哀而美麗
吐き出した聲も
傾洩而出的聲音
錆付いた言葉も全部
和生疏的話語全都
揺らいだ泡沫と消える
與漂蕩的泡沫一同消失
潮風通り過ぎる君の背中
海潮風吹拂而過你的後背
砂浜に映ったその影は朧
沙灘上映照出的影子隱約
波の音は靜かに夏を運び
海浪聲靜靜地送來了夏季
水面を染める落日の朱
水面染上落日朱紅
斑に塗り潰したような汚れた心は
滿是斑痕般骯髒的心
この海に放り投げて捨ててしまおう
就丟進這片海中任其毀棄
誰もが過去に意味を求め生きている
無論誰都是向過去探尋意義而活
繋いだ時間の狹間で
於相繫時間的縫隙之中
裸足のままで歩き出した君の手を摑んだ
我抓住赤腳啟程的你的手
もう迷わずに
已經再也不會迷惘
冷たい指先が途切れた音を紡いで
冰冷的指尖將繼續編織中斷的聲音
甦るいつでもまた
無數次甦醒無論時光飛逝
夏が零れてく
夏季零落而下
君が開いた掌
於你攤開的掌心之上
優しくとても懷かしく
是那麼溫柔且懷念
見上げた空は幼い頃と変わらずに
抬頭眺望的天空一如年少時不變地
僕らを今も見ているよ
至今也俯視著我們