ダンス、ダンス、ダンス
作詞: 波多野裕文
ぼくは大勢のなかただのひとり
機械が上陸した青い海で
同じ広告が何度も流れる
網膜に強く焼き付いたLED
はねつけられたら
きみのプライド著しく傷つけられた
愛がすべてというなら
汚れひとつ許せないね
土足厳禁の庭で息をとめるのかい?
哲學者の友達はきびしかった
遂にぼくを許してくれなかったけど
噓だけは絶対つかなかった
'ついていい噓なんてあるわけがない'
死んでしまってからも
ぼくはそれを誇りにおもうよ
どんな美しいひとも
じぶんの噓に気づいていない
超然としていたって
あたまはからっぽさ
風が止んだら人が倒れる
観客のいないドミノ遊び
悲鳴が止んだら鳥が笑った
息吹きかえすいくつもの産聲
森を突き抜けて立つ狼煙のようだ
割れる喝采のなか
さあはなしをしよう
想像上の神の庭で
だれもうまく踴れないよ
超然としていたって
あたまはからっぽさ
ダンス!ダンス!ダンス!
きみの孤獨が世界を救うかもしれない
荒れはてた庭で
ひとりなかよく踴りましょう