僕の憂鬱
頰づえついて眠ってたね
待ち合わせてた後ろの席
ロマンス映畫もうすぐラスト
待たせてばかり
ENDマークが流れてから
君の橫顏のぞきこめば
目を閉じたまままつ毛を濡らし
悲しみダブらせるように
もう手遲れだけど愛してみたい
君別れることを
つらく決めていたとしても
戀人たちが肩寄せあい
消えて出て行く映畫館は
氣まずい二人追い迂むように
いつしか靜まりかえって
もう手遲れだけど愛してみたい
その淚みてから
氣づくなんてあきれるけれど
誕生日はまだだけれど
贈り物探してる
僕の憂鬱映しだして
搖れそうなイヤリングを