春夏秋冬
春は薄紅をまとってそっと戀をしていた
春天圍裹縷縷桃紅悄然間相戀
月の舟浮かべる夜空星に願いかけて
夜空泛著皓月明舟向繁星祈願
はらはらと散る涙よ遠い君連れてきて
紛紛滴落的淚水請將遠方的你帶回我身邊
愛しさは花になってまだ咲いてます
讓愛憐化作花朵依舊綻放芳華鮮豔
夏は蜩(ひぐらし)のあの頃
夏天寒蟬飛舞之際
そっとくちづけていた
曾輕輕地相吻於你
満ちる海白い貝殻
白色貝殼在汪洋裡
永遠(とわ)の歌きいてた
聆聽著永恆的歌曲
さんさんとよせる波よ想う君連れ去って
呼嘯而來的波濤帶走了思念的你
黃昏に消えてもまだまだここにいます
縱使於黃昏中消失踪跡應仍會仍會回到這裡
秋は落葉を映してそっと時を紡いだ
秋天映照紛飛落葉輕輕紡織光陰
赤や黃に染まるこの道
於紅黃交染的小徑
誰を待つのでしょう
等待著某人的身影
ひらひらと舞う木の葉よ
想將飄然飛舞的樹葉
愛し君伝えてよ
寄給親愛的你
すべりだす風になって
若化作涼風吹拂而去
きっと遙か空へ
一定能到達遙遠的天際
春夏と季節はゆき
春去夏往季節交替前行
秋を待ちいまひとり
如今我卻一人守候秋意
さよならはひとつふたつ音なく積もって
讓離別的話語一句又一句無聲地堆積下去
冬は靜寂のあの丘そっと愛を奏でた
冬天在那寂靜的山丘輕輕演奏我的愛意
うす雲の五線紙ならべ
將薄雲的五線譜紙排列成序
君に聞こえますか君に聞こえますか
能否傳達於你? 能否傳達於你?
四季に似た戀よ
這宛如四季的戀曲
【 おわり】
【 終】