雨上がり
靜かになったどうやら雨が止んだみたいだね
上手くたためない傘についた水滴殘して雲が流れてく
水嵩の増した川の脇細い路地で見つけたのは
水溜りに映る空の色
雨のち晴れ模様響くがまま僕らはどこまでも
歩けばほら道端苔に咲いた花さえ雨上がり
行ってしまった雨の匂いなんだか懐かしいんだね
泥が飛び跳ねだ自販機前いつからか好きになってたコーヒー
移る景色変わる僕ら思い出だけが増えていく
何に悩んだか忘れながら
雨のち晴れ模様大事なもの胸ポケットの中
歩けばならいいことが起こりそうな気がする雨上がり
濡れた街濡れたズボン吹き抜ける風は
増える程だけれどいつか
僕らは見えるかな虹の架かる空を
雨のち晴れ模様響くがまま僕らはどこまでも
歩けばほら道端苔に咲いた花さえ雨上がりのよう