1989 のび太の日本誕生『時の旅人』
緑の草に抱かれて
手のひら枕に少し眠ろう
何を急いで生きてきたのか
こんなに靜かな空の下で
流れる雲が昔話しを
つぶやきながら過ぎてゆく
陽が照っていた一億年前も
今日と同じような青い空だった
海に沈む夕日の前で
やさしくなろうとしみじみ思う
私の心よもっと広がれ
夕焼け映す海のそばでは
寄せ來る波が思いで話しを
遠い沖から運んでくる
誰かが座ってた一萬年前も
おまえと同じように白い浜辺に
雨が降っていた二千年前も
誰かがぬれていた私のように
誰かがぬれていた私のように