箒星
寢れない日が続いてかすれた僕の聲が
はしゃいでる君の気持ちを曇らせた
「別にそれほど疲れていやしない」
なるたけ優しい言葉慌てて探してみる
君は知ってんだろう? 僕の大風呂敷を
今そいつで未來を盜むからさぁ手伝って
古い遊園地の観覧車から見慣れた街見下ろし
ほら今日までの僕らに小さくエールでも贈ろうか
目を瞑っても消えない光君の心に見付けた
すぅーっと優しく淡く弧を描いて頬を撫でてく「箒星」
教えない知り過ぎてるから教えない
口に出すと悲しみは次の悲しみを生むだろう
知りたいそれでもまだまだ知りたい
積まれた理屈を越えてその退屈を越えて
最近ストレッチを怠ってるからかなぁ?
上手く開けないんだ、心が。ぎこちなくて
でもね僕らは未來の擔い手人の形した光
暗闇と戯れ合っては眩しく煌めく「箒星」
心配事ばっかり見付けないで慌てないで探してこう
いつか必ず葉うって決め込んで路頭に迷った祈り
目を瞑っても消えない光夜空に託した祈り
今日もどこかで光ってる誰の目にも觸れない場所で
悪いとこばっかり見付けないで僕ら一緒に探そう
ずっと優しく淡く弧を描いて夜を撫でてく「箒星」
光り続ける「箒星」