時計回りの人々
作詞: 波多野裕文
ある日きみは動くのをやめた
発明家のほんの思いつきのように
地球は走るしっぽに見とれて
24時間気にも留めはしないよ
電話がやかましく騒ぎだす
郵便受けが吐き出す手紙
ひとがいうには
「すぐに治るよきみのこころは
仲間の待つ仕事に戻れよ
今日のところは」
もしかしたらそうかもね
みんないうならそうかもね
街は実物大の模型で
ふえるエキストラ
泣いて怒って笑う
臺本どおり忙しい
醫者がいうには
「すぐに治るよきみのこころは
少し休みなさい」
科學者がきめるピースサイン
そこでひとは産まれた
照明焚いてカメラまわせ
用意、スタート!
もしかしたらそうかもね
みんないうなら
政治家も警察も
調子悪いな言葉つまらせ
専門家曰く、
「こんな天気はみたことがない」
なにか不思議だ
きみは壊れていないのに
でも
醫者がいうには
「すぐに治るよきみのこころは」
もしかしたらそうかもね
みんないうならそうかもね
もしかしたら